Sea of Tranquility

しずかのうみ

PK

PK (講談社文庫)

PK (講談社文庫)

PKとはペナルティキックだったりサイコキネシスだったりするらしいですが、サッカー選手と政治家と作家と小学生が出てきて、一部重複しています。個人的には作家の妻はいいキャラしてるなと思いました。 とある心理学者の発言が繰り返し引用されます。この人のお墓参りには去年の夏休みに行きました。「だから何」って話ですよね。 例によっていろいろな素材が作中に引用されています。今回は私の大好きな小説を私の大好きな監督が映画化したものが言及されていてニンマリ。DVDもう一度観ちゃおうかな、って、伊坂幸太郎と全然関係ないし。 ざっくり書くと、勇気と信念と平行世界のお話かな。 こういうの書きたかったのかなあって思いながら読みました。でも伊坂幸太郎にはSFは難しいのかも(なぜかウエメセ)…で、Amazonのレビューでも割と不評でしたね。 ストーリーが平行世界を時間移動するのでわかりにくいし、伏線も回収されたのか何なのかよくわからないまま終わるので確かに消化不良感はありますが、勇気と信念だ!と思いながら読了しました。そんなにつまんなくもなかったよ。