Sea of Tranquility

しずかのうみ

ゼンデギ

ゼンデギ (ハヤカワ文庫SF)

ゼンデギ (ハヤカワ文庫SF)

まだ途中なんだけど… もっと核磁気核磁気してるのかと思ったらとってもイランだった。 これもレビューには酷評が並んでいますね。最近SF離れが著しかった私は、「イーガン?誰?」と思ったんですが「ディアスポラ」のタイトルくらいは知ってました。 「ニューロマンサー」の翻訳が神、とも思わないんでこの訳にケチをつける気は毛頭ありません。ペルシア語だのなんだの交えたオリジナルを読みやすくしてあるなーと思ったし。 ただちょっとねー。マーティンパパの息子愛が熱くて重いよ。 「ゼンデギ」はゲームの名称なんですが、ゲーム内描写もしつこくて「そこまでやる必要本当にあるのー?」と今まさに思っています。 報われない研究者ナシムさんのパートになるとちょっとほっとする。ああ、でも翻訳にケチをつけるとしたら、ナシムママの口調は第一線の経済学者としてもあんまりなんじゃない?と思いましたね。 しかしイーガンはとっつきにくいとか言われていますが、そんなことないという印象です。

もう8割くらい読み進めて、たぶん今主人公たちが直面している問題がなんらかの形で収束して終わるだけだろうなと踏んでいるのでフライングで書きました。読後に追記するかも。