Sea of Tranquility

しずかのうみ

PHASE-01 怒れる瞳

いきなりステラに目を留める女殺しアスラン。これがフラグにならなかったのが不思議なくらいだ(笑)
プラントの議会メンバーもいるエレベーターの中で本音で愚痴るカガリ。軽率すぎます。この子の軽率っぷりはこの後もオーブの立場をどんどん悪くしていくのですが、カガリが代表に就任したのは何かの間違いだったのではないでしょうか。
それでどんなに大事な用件かと思えばオーブから流出した技術と人的資源の軍事利用停止かぁ。外交レベルで協議してたんじゃ間に合わないってことですか?あ、いや既に新造艦だの新型MSだの作られてるから全然間に合ってませんでしたね。しかもオーブの行政府はその程度の案件でカガリが国を空けることに対して寛容だったわけね。むしろ姫のいぬ間に連合との同盟締結を水面下で進めちゃおうって腹だったのかも。
んがー、一行だけつっこむつもりだったのに改めて本編見たらきりがなくなったああ。
ファントムペインの手引きをしたザフト兵の所属は?誰も問題にしてなかったみたいだけど…もっともこの世界では軍服着替えただけでそいつの所属は不問になる属性があるみたいだからいいのか。

とはいえ一番痛かったのは、主人公であるシン・アスカが自らザフトに入隊しておきながら「また戦争がしたいのか、あんたたちは!」とか言っちゃうところ。軍隊に入るってことは本人の意思とは関係なく戦闘するってことなんだぞ?自衛隊員だって「戦争の抑止のために」入隊なんてしないぞ?「また戦争がしたい」のは他ならぬ君だ、アスカくん。言わせるせりふ、または立たせる立場を間違ったね。これがこの作品の悲劇の始まりだったってことかな。