Sea of Tranquility

しずかのうみ

第8話 その絆に用がある

ジョシュア・ラングレン、ものすごく唐突に、しかも不自然に登場。あの断崖絶壁を素手でよじ登ってくるなんてありえないでしょう。そしてものすごく天然なキャラクターであることをものの数分で描写してくれました。野田順子ときメモくらいしか知らなかったけどなかなかよいですね。私こういう子嫌いじゃないかも(笑)

ヴァン「おまえ…友達いないだろ」
ジョシュア「…はい」

アンタに言われたくないよって感じですが。
ジョシュアをおとりに刀を回収しようとしたヴァンの計画はジョシュアのボケであえなく失敗に終わりますが、危ういところに現れたのはレイ・ラングレン@ジョシュアの兄が乗るヨロイ、ヴォルケインでした。
いやー、今回初めてヴォルケインをかっこいいと思いました。あのずんぐりむっくりした赤いヨロイが。
というわけで状況説明もなんもなくいきなり本編はどんどん進みます。本日の命題はジョシュア登場とレイの過去紹介ってところかな?プラス怪しいヨロイから謎のアイテムを回収か。

さて、にーちゃん(?)同士は食堂で再会し、穏やかならぬ構図ながらも山越えをする人々を無差別に襲う巨大ヨロイを足止めし、操縦者を尋問するため共闘することに。
そのヨロイについて聞き込みをするうちに、かぎ爪の男に関する情報を得るウェンディとジョシュア。2対2に分かれて行動したせいで生まれてしまう誤解。よもや一緒に戦っているとは思わず止めに入るウェンディとジョシュアのせいで、ヴォルケインはヨロイにとどめを刺せなくなってしまいます。
「デリート」って、かっこいいなああ。お子ちゃまたちを巻き添えにしたくなくて外したレイを見てほくそ笑むヴァンもかわいいし。でも、結果的に邪魔になったお子ちゃまたちに怒るでもなく「刀見なかった?」と聞くのはなんだかヴァンらしくないのでは?ああ、でもヴァンはそういうのは割とどうでもいいんだよね。かぎ爪関連のことで邪魔さえされなければ。

ヴァン「怖いなら、俺に祈りな」

ジョシュアとウェンディをかばったことで予定が大幅に狂ったダン&ヴォルケイン。ダンの刀のみならずヴォルケインの銃までも吹き飛ばされてしまいます。追いつめられたヴォルケインですが、とっさに銃を受け止めたダンが竜型ヨロイに照準を合わせ、見事背びれの太陽電池を直撃。
BGMに合わせてヴァンの帽子についた指輪が揺れるのがなんとも細かい技です。谷口監督はこういうの好きですね。スクライドでも見た気がします。音楽と言えば、サントラ買っちゃいました。ハマってます。まあ、聴いたようなフレーズもありますけど、いい意味でモチーフとして使われていると思います。要はストーリーと画面に合えばいいわけだからね。
ヨロイ内部でのヴァンとレイの小競り合いも小技の効いたコンテで見応えがありました。

ジョシュア「ヴァンさんて、兄さんと仲がいいみたいですし」
ウェンディ「そんなこと、本人に言ったら大変ですよ」

この時のウェンディの表情もよかったですね。でも基本的に主役二人は影が薄いなあ…ウェンディがしゃべると「あ、あんたいたの」とか思ってしまう。桑島法子ちゃんが達者すぎるからするっと聞き流せてしまうのだろうか…ヴァンは見ていて楽しいんだけどさ。
そして相変わらず脇役のキャラは立ちまくっているので、今回も楽しく見てしまいました。
櫻井孝宏氏の役作り的に、レイはtacticsの春華ちゃんと同系列なのかなと思ったんだけど、ビジュアルの効果かレイの方がクールで端麗に感じました。春華ちゃんはけっこううじうじするタイプだったしな。

あこがれのGUN X SWORD X TRAFFICSにトラバ打たせていただきました。どっきどき!(違)