Sea of Tranquility

しずかのうみ

超・カルラ舞う!第1巻

月刊ハロウィンで連載開始した当時から愛読していた、えーとなんだろう?変幻退魔夜行マンガです。

シリーズ長くなって、でも大筋にこれといった進展がなく(とにかく化けもんをやっつけまくるこのストーリーでどういうのを「進展」と呼ぶのかわからないけど)、もういっかな〜、なんて見切って読まなくなっていたんですが、ここへ来て進展がありましたよ!
舞ちゃんと近江くんの関係に!(そこか)
というわけで、エントリのタイトルは「超」ですが「真」から取り寄せて読んでみました。
一応「新」の途中までは読んでたんだけど、吉備編や出雲編はノータッチ。でも違和感なく読めてしまったということは、やっぱたいした進展はなかったってことか…。
内調特殊課に霊能者軍団がいたのがちょっとびっくりだったけど。

で、舞ちゃんと近江くん。
この前のシリーズだった「真・カルラ舞う!」でもだいぶいい感じだったんですが、今回のシリーズでもちゃんと踏襲しています。自分からは迫れないくせに舞子の友達には「彼氏でーす」なんて言えちゃうのは、1巻冒頭(幻の熊野編と言われていた頃かな?)ではなんだかんだ言っても本気出してなかったからなんだろうなぁ。ちょっと錦織さんには見破られてるけど、まだ当人には気取られていない自信があったというか。でもこの二人の関係の主導権は一貫して近江くんが握っていると思う。舞子が天然だから。その天然に振り回されることはあってもね。

舞ちゃんもだけど、「真」の三次編からは翔ちゃんにもラブな展開が。
白妙は意図的に?すんげえ美少年に描かれてますね。画力も上がってると思うんだけど。近江くんがちょっと童顔キャラとして描かれている分、この人はずいぶん端正に仕上がっているように見えます。
病室でいちゃいちゃしてましたが、白妙と翔子は白妙が割と「翔子ラブ」なことを公言しているのもあって、翔ちゃん自身はあまり意思表示をしなくて済んでますね。でも「そっちが勝手に好きになったんだから」みたいなイヤミな態度ではない。いつ戻ってこられるかわからない熊野行きを告げた時も、明るく振る舞わないと白妙が心配してついてきちゃうなんて配慮があってああいう態度だったのではないかな。そこは読み切ってすんなり帰しながらも「どうせ危ないことに…」と未練がましくつぶやくあたりがなんというか鉄板でいいですね、うんうん。でも翔子の処理能力を信じているので本当に危機に陥るまでは何もしないんですね。
高校生とは思えない練れた人たち…。

私はずっと翔ちゃんは剣持さんと…と思っていたので、白妙とこんなことになって、がっかりはしないまでも「あら?」とは思ったんですが、「真」からだけでも読んでみると、ああもう剣持ルートはないな、と…。
作者がブレインとして実在する剣持司を擁し始めたというのも関係するのかもしれませんね。もう剣持司を恋愛要員として用いる気はないように思えます。
むしろ最近は錦織さんとラブラブだし…(ぉぃ
んで、辰王をキープくんとして、ポスト剣持として生み出されたのが白妙だったのかな。短命設定は覆っていないようなので、「末永く幸せに暮らしました」とはいかないと思うけど、あの気丈な、人前であまり感情を表に出さない翔ちゃんが泣きながら説得して生き返らせた相手なので、救いのない展開にはしないでほしいなぁと思います。

つーかこのブログ放置しすぎだったね…。