Sea of Tranquility

しずかのうみ

言語学の教室

 

 まあなんていうか「この分野を勉強してみるか…」というやや強い衝動に駆られて選んでみました。「教室」とありますが「研究室」くらいのレベルで哲学者が言語学者にツッコミを入れ、それを言語学者が受けて立つ、という真剣勝負?な印象です。

みんな大好きチョムスキー生成文法の話から始まり、認知言語学とは、統語論とは、ウィトゲンシュタインがこんなことを言っていたぞ、メトニミーだメタファーだ、こんな感じで哲学というスコップを使ってどんどん掘り下げられていく言語学。私はたまたま少し心理学をかじっていたのでわかる部分もありましたが、哲学はちゃんと勉強しなきゃなぁ、という気持ちになりました。言語学の本を読んだつもりだったのにな?あれ?

題材が主に日本語の日常会話で使われる表現ですので、門外漢にも親しみやすいです。とっかかりは。

哲学と比しても言語学はハードル高そうという気分になりましたが、まずはソシュールですか…?