劇場公開時に乗り遅れて、その後もなんだかずるずる観そびれていて、でもなんか気持ち悪そうな映画だしどうしようかな〜、とウジウジしていたんですが、友達がNetflixで観るというので便乗しました。
正統派ホラー映画ではなかったので脅かし要素はたいしたことなくて、これなら一人でも観れたかなあ。ホラー映画って観続けると耐性できるんですけど、しばらく離れているとちょっとした恐怖演出でもすんごい怖く感じるんですよねえ。ちなみに私はホラー大好きなんですけどまあまあ怖がりです。
でもこの映画に関しては友達と軽口を叩き、ツッコミを入れつつ観るのが正解だった気がします。あ、一点だけ！セックスシーンは男の子と観るとちょっと気まずいね（笑）しかもなんか過剰に共感性羞恥を狙った演出だったし。
そう。総合的に見て、この映画はあざとかった。前述のような、過剰に狙いすました演出がちょいちょい出てくるところとか。
北欧の僻地に伝わる奇祭ってやつも、「現地の人たちができるだけ真顔で、それっぽい衣装や舞台背景を用いて思いっきりばかっぽいことをやっています」感が満載でちょっと冷めた目で見てしまいました。ここに説得力がないとストーリーそのものにも入り込めないので結局最後までポカーンっていう…。
作り込みという点でも、限定された狭い土地の中だけではがんばってたけど、これなら『オールド』の方が現実と虚構のつなぎがうまかったよ〜。（って私いちいち『オールド』と比較しすぎww）
この映画、スウェーデン人から抗議受けなかったのかなあ。すっごい馬鹿にされてるよね。
個人的には知ってるスウェーデン語の単語がいくつか聞き取れたのでちょっと満足。あとやはり北欧は合唱が盛んなので(？)、劇中の合唱シーンは圧巻でしたね！
あんな思いつきで書いた博論なんてきっと指導教官からダメ出しくらってまた提出が遅れるんだよなあ…とかいろいろと大学院生に刺さる内容ではありました。一緒に観た友達がまさに院生だったから大爆笑しながら見ちゃったシーンもありましたね〜。研究に行き詰まったり中弛みしてる大学院生におすすめコンテンツかも。
