Sea of Tranquility

しずかのうみ

六の宮の姫君

早や4巻め。中断しながらでも1日1冊ペースで読めるのでこの次の巻までは読んでしまいました。ブログに書くとなると感想を整理しないといけないので2日に1回くらいの更新になりますが…。 六の宮の姫君 (創元推理文庫) 作者: 北村薫 出版社/メーカー: 東京創元…

秋の花

「強い」長編。 秋の花 (創元推理文庫) 作者: 北村薫 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 1997/02/16 メディア: 文庫 クリック: 176回 この商品を含むブログ (108件) を見る 「人が死なないミステリ」で初めて人の命が失われます。 えーと 仏文の課題で『…

夜の蝉

話に連続性はありませんがシリーズ物ということと、隙間時間に少しずつ読んでも1日で読めてしまうことがわかったので一気に読み進めています。 夜の蝉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) 作者: 北村薫 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 1996/02/17 メ…

空飛ぶ馬

ひっさしぶりに学校の課題でも卒論の文献でもないなんでもないふっつーの本を読みました。 空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) 作者: 北村薫 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 1994/03/27 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 154回 この商品…

おろち

このブログ ninjago.blog.jpを読んでしまったおかげで久しぶりに漫画を一気読みしました。 とはいえさすがに 神の左手悪魔の右手(1) (ビッグコミックススペシャル) 作者: 楳図かずお 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2017/11/24 メディア: Kindle版 この…

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ

公開2日目!私にしては迅速な行動です。映画の日で安かったというのもあって突発的に観てきました。評判もよかったしね。結果的には大興奮でした。怪獣大好き。 以下ネタバレを気にせず進めていきますので未見の方はご注意ください。

MacBook Air SSD初期化とOS再インストール

初めて買ったパソコンからずーっとWindows派でしたが、携帯電話をスマホに替えてそれがiPhoneになった頃からMacが気になっていました。その数年前に仲のいい友達もMacを導入したと聞いた時にはそこまで惹かれなかったんですが、少しずつ購買意欲が湧いてきて…

"性淘汰が維持する生物多様性"

昨年に引き続き adventar.org「今年読んだ一番好きな論文2018」にエントリーしました。 今年はあまり論文が読めていないので最初はやめておこうと思ったんですが、締め切り直前に欠員が出たらしくて参加を呼びかけられてしまったので、つい…。 ではさっそく…

Mary Shelly

時々やらかすんですが1日で映画2本観ちゃいました。2本めは『メアリーの総て』。 gaga.ne.jp エル・ファニングの目力がすごい。 出てくる男性陣がみんなクズか不幸かのどちらかですごい。(唯一人の心を持っている医師のポリドリ先生も最後うつになって自殺し…

A GHOST STORY

www.ags-movie.jp 予告編を見て面白そうだなと思って観に行ったのですが、いい意味で予告編を裏切る内容でした。ていうか思ってたのと全然違う!ストーリーらしいストーリーがないので何を書いても単なるネタバレになってしまうのですが…。 映像がきれいで、…

日の名残り

カズオ・イシグロはブームに乗りそびれて指を咥えて見ていただけだったのですが、機会があったのでまずは映画を鑑賞しました。 日の名残り コレクターズ・エディション [AmazonDVDコレクション] 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 発…

イカロス

www.netflix.com 今年のアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した作品です。 アカデミー賞自体特に関心がなくて、ツイッターのタイムラインをぼーっと眺めていたんですが、受賞後にこの作品に言及していたのをチラ見したらすごく面白そうで、これは観…

フェッセンデンの宇宙

ひとまず表題作のみ。 フェッセンデンの宇宙 (河出文庫) 作者: エドモンド・ハミルトン,中村融 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2012/09/05 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 27回 この商品を含むブログ (18件) を見る 私がSFを本気で読み始めた中…

ホロコーストを逃れて—ウクライナのレジスタンス

昨年秋くらいから書こうと思って資料もそれなりに集めつつ他の科目を優先させてしまって中断していた西洋史のレポートを再開しよう ! ということで再度参考文献を集めはじめました。書くブログを間違っているような気がしないでもないですが… ホロコースト逃…

ダスクランズ

地味に好きな作家。 ダスクランズ 作者: J.M.クッツェー,J.M. Coetzee,くぼたのぞみ 出版社/メーカー: 人文書院 発売日: 2017/09/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 雪の中予約した本を取りに少し遠くの図書館に行った。歩いても行ける距離だ…

"ワーキングメモリの負荷が共感的反応に及ぼす影響"

今年読んだ一番好きな論文2017にエントリーしました。 今日の記事は私の好きな論文のご紹介となります。 adventar.or ご紹介する論文は ワーキングメモリの負荷が共感的反応に及ぼす影響 —二重過程理論に基づく検討— 石澤亜耶乃・島田英昭 (2014年6月 認知科…

ライプニッツ

先日、駒場でライプニッツ研究者の卵さんの発表を聴いて以来興味がわいたので、いきなり難しいものには挑戦せずにまずは伝記っぽいのから読んでみました。その前から数学史の本では読んでいたんだけど、哲学者としてのライプニッツにちゃんと触れるのは初め…

協力する種:制度と心の共進化

夏スクⅡ期の哲学で勉強した進化心理学、道徳哲学の流れで、ちょっと興味を惹かれた内容だったので手に取りました(借りた)。 サミュエル・ボウルズとハーバート・ギンタスはラディカル経済学の研究者として有名だったんですね。そもそも経済学に疎くてわか…

ダンケルク

第二次世界大戦、ダイナモ作戦の映画です。 wwws.warnerbros.co.jp ダンケルクはフランスの地名で、場所はフランス最北部のノール県。すぐお隣はベルギー。西フラマン語で「砂丘の教会」という意味だそうです。ダンはdune、ケルクはchurchです。Dunkirk をダ…

近代を生きる女たち

この夏はなんとなくドイツ史を勉強していました。(特に目的があったわけではないのでなんとなく、なのですが、内容は充実していましたよ) 近代を生きる女たち―十九世紀ドイツ社会史を読む 作者: 川越修,原田一美,姫岡とし子,若原憲和 出版社/メーカー: 未来…

本の寄り道

尊敬する翻訳家、鴻巣友季子さんが新聞・雑誌に寄稿した書評をまとめた本を読みました。 本の寄り道 作者: 鴻巣友季子 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2011/10/08 メディア: 単行本 クリック: 19回 この商品を含むブログ (14件) を見る 新聞の書評欄…

帰ってきたヒトラー

劇場公開中に行きそびれて泣いていましたが、この夏やっと観ることができました。 ストーリーは、一言で言うと「現代に蘇ったヒトラーが、YouTubeやツイッターを通じてヒトラーそっくりさん芸人としてブレイクし、テレビ出演も果たすようになり、最終的には…

万能コンピュータ

なぜこの本を読もうと思ったのかまったくわからない… 万能コンピュータ: ライプニッツからチューリングへの道すじ 作者: マーティンデイヴィス,Martin Davis,沼田寛 出版社/メーカー: 近代科学社 発売日: 2016/12/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログ…

物理学者の墓を訪ねる

私が学者さんのお墓参りに行く時には、同好の士が書き残してくれた過去の情報を頼りにしているので、同じ趣味の人は少なくないんだなあとは思っていましたが、本にする人がいたとは。 物理学者の墓を訪ねる ひらめきの秘密を求めて 作者: 山口栄一 出版社/メ…

未來のイヴ

仏文のレポートに使いました。もうレポートも返ってきたし試験も終わったので書評解禁? ヴィリエ・ド・リラダン全集 第2巻 作者: ヴィリエ・ド・リラダン,齋藤磯雄 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 1977/04 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見…

レポート・論文をさらによくする「書き直し」ガイド

こっちに書いても読む人が限られているのでどうかなぁと思ったんだけど向こうではすでに言及しちゃってるので(いきなり言い訳から入る) 今回は後で読む自分のために、引用の範囲を超えずに、ちょっと詳しく内容を書いていきます。 内容の方向性 ブレイン・ス…

Hidden Figures

現時点で邦題変更中のため日本版公式サイトにアクセスできません。旧邦題は「ドリーム 私たちのアポロ計画」。新邦題は「ドリーム」になるそうです。 www.itmedia.co.jp 映画はアポロ計画より2年先行して始まったマーキュリー計画と、それに携わった3人の黒…

La La Land

"モアナ"は日本語では /モ]アナ/ でも英語だと /モア]ナ/ (あえてカタカナ表記にしています) そして、"ララランド"は日本語で /ラララ]ンド/ 英語では /ラ]ラランド/ 面白いですね! じゃなくて。 映画館で観ようと思っていたのに間に合わず断念していまし…

モアナと伝説の海

なぜかマッドマックスファンからマッドマックスだ!という評価を得ている作品です。実はマッドマックス未見なのでどのへんがマッドマックスなのかよくわかりませんでしたが、ここかな?と思って見ていたシーンがまさにそうだったようです。なるほど。 やたら…

美女と野獣

エマ・ワトソンが美しい…という評判を聞いて観てみました。 でも…うーん。 確かにきれいだけど、私が持っているベルのイメージからすると、ちょっと違うかなぁ。エマ・ワトソン自身も相当な才女のようですが、そこまで本好きに見えなかったところが惜しい。 …